最近「◯◯建設反対!」っていう報道が多いんだけど、反対するのは悪人みたいなのもダメよね

南青山の住民集会で「児童相談所建設反対」というニュースが出て話題になりました。とにかくブランド化しているこの土地にそんなもん建てられては困る! という声が報道され南青山住人は日本中から叩かれました。
TABLOでは南青山住民の川奈まり子さんが「この騒動はちょっとおかしい」という趣旨の原稿を寄稿なされてましたが、確かにおかしなニュースでした。
参考記事:南青山住民の私は児童相談所設立に賛成します 南青山は寛容な街|川奈まり子
参考記事:私なら引っ越します 南青山児童相談所騒動で松嶋尚美発言が炎上 「親に暴行された子は暴力をふるう」
ちょっと前では「保育所反対!」というものもありました。この待機児童がわんさかいて、能力を活かす機会を失った母親がごまんといる世の中において、「子どもの声がうるさいから」という理由で反対するという人々がクローズアップされました。
ついこないだでは、外国人労働者支援センターの建設反対。先週は、看取りの家の建設を反対という住民集会が放送され、いずれもめちゃくちゃ紛糾している様子でした。
こいつらはクソ野郎どもだ、全員死ね!!!!
とは、私は思いません。住んでいる人が反対するのは自由だと思います。私も隣に焼き場が建築されたら良い気持ちはしません。さすがに「やった! 焼き場が出来た、ラッキー!」と思う人はいないでしょう? そういう嫌だよっていう気持ちを表明するのは住民の自由なのではないかなあと思うのです。
これらの問題で基本的に足りていないのは住民への「配慮」ですよね。
説明会を開いてるのに! と建設業者側はふんぞり返っているけれど、それじゃあ人の気持ちは買えないと思うんですよ。説明会は結果発表会じゃないのだから、ただやりゃいいってもんじゃない。きちんと何度も解説して、最終的には『建てない』って方向性もあるってことを示さなきゃ、住民は相手を信じないのではないでしょうかね。
「法律では問題ない」っていうのは、子どもでも言えることなんですよね。
保育所を建てると子どもの声がうるさいって言うのは、子どもがいない人にとっての妄想ですよね。いまの保育園ってちゃんとしたビルじゃないと許可もおりないし、騒がせるような校庭なんかほとんどないと思います。そのあたりは説明が必要なんじゃないでしょうか。
それよりも、保育所だけじゃなく外国人労働者支援センターや看取りの家を「住宅街に建てようとしている」ところにやはり問題があると思うんですね。
・そこに出入りする車が増えるじゃないか
・子どもを轢いてしまったらどうするんだ
・外国人を轢いてしまったらどうするんだ
・火事が起きたらどうすればいいんだ
・霊柩車がひっきりなしにやってくるのか
普段そこで生活をしている人々にとっては心の準備が必要です。そこをないがしろにして「問題ない」と言い切ってしまうのは、あまりにも人の心が無いと思うのですが。
だから住民には反対する権利があると思います。
ただ、私はそれさえも用心深いので、こういう目に遭わないためには家を買って定住しないことが保険だなとは思っていますが。
↓これに繋がります。
メルマガの購読はこちらか
-
前の記事
「矢沢永吉って小さい男だよなあ」と以前から思っていたという話 2019.02.28
-
次の記事
自衛隊員募集のポスターでパンツが見えてるアニメを使ったのは正解でしょうが! 2019.03.04
コメントを書く