ガレット屋さんの店長さん(29歳女性)の半裸写真を撮りました
- 2019.03.18
- Opinion
- aruiteru, ガレット屋さんの店長に恋して, 水着グラビア写真集

いま私はいろんな仕事をしていますが、一応「カメラマン」という業務も事業の中に入れています。優先順位は低いんですが、オファーがあってお話が合えば請け負うことにしています。
所詮、編集者が撮る写真なのでアーティスト性は微塵もありません。「ここに文字が入るだろうなあ」とか「この明るさにしておけばチラシに使えるだろうなあ」と写真の使用用途を考えながら撮っているのでオリジナリティは皆無なのです。
ただ、長くグラビア雑誌で仕事をしてきたこと、ハメ撮り雑誌で体力をつけたこともあり、一般の方が言葉に出来ない「う〜ん、こんな感じの写真」を実現して差し上げることは可能です。一応、プロですから(笑)。
勇気ある決断に感服
仲良くさせて頂いている荻窪の『ガレット&ソックス あるいてる』の女性店長(以下:キャプテンorキャプ)が、もうすぐお店が二周年を迎えるとのことで、何をすればお客さんが喜んでくれるのかをずっと考えていました。
「飲みに行きますよ」
何をするのか分かりませんが、面白い女性なので楽しみにしていました。
以前も記事にしましたが、このお店で画展をやらせて頂いたことがあったのですが、その時にキャプの人柄が最高だということに気付きました。
口も悪く…もとい…舌鋒鋭く世の中を斬るので、個人的に「俺に妹がいたらこんな感じなのかなあ」などと勝手にシンパシーを感じていました。
反面、本気で世界平和を願ってる側面があって、端的に言うと関西人の我々がよく言う「アホ」なんですよ彼女。超オープンだし、商売うまい時もあれば、NGワード連発するときもあり、こりゃあ愛されるわなあ……という人物。
「なんかも〜最近私の周り関西人ばっかなんだけど」
と言っているけど、そりゃそうでしょうよ。関西人はあなたみたいな人が大好きなんですよ。むしろバリバリの東京・下町っ子純情なのに、なんでそうなったのだろう!?
そんな彼女がある日、
「岡本さん私のグラビア撮ってください!」
と言ってきたのです。
いや、もう、すげーなと思いました。
お店の二周年記念に水着写真集を作るってことも確かにすごいけど、まあそれはよくある話。でも、岡本タブー郎に依頼して来るところが、肝が座ってんなあと思います。
よく「岡本さん、私を撮ってぇ」とか「モデルにして下さい」と受け身の発言をされることがありますが、たいていメンヘラか自分探しの子なので、そんなのは裏原辺りで待ち合わして適当にハメ撮りしてバイバイです。
しかしキャプの依頼は根底が違います。岡本タブー郎に撮らせて、水着写真を見せつけて、みんなを喜ばせて、なおかつ黒字を出そうってんだから、断る理由がないんですよ。
「協力させてもらいます!」
正式にオファーを受諾いたしました。
いいモデルは常に吸収しようとする
これまでたくさんのモデルさんを撮らせていただきましたが、やはり千差万別。輝いているなあ…という人はそんなに多くはないんですね。
いいおっぱいしてて、いいお尻をしてて、いい身体をしていることが、いいモデルではない、と私は考えています。
一番問われてくることは「覚悟」なんですよね。
覚悟を持って撮られているか、ってことが一番影響してくると思います。いまこの瞬間、真剣かどうかってことをカメラマンは見ています。そこはベテランなのか素人なのかは関係ありません。「あ〜今日はいい写真が撮れたな」というのは、たいてい現場がひとつになった時なんです。
キャプにはその覚悟がありました。
だいたい飲み屋じゃないのに、いちガレット屋さんの店長が脱いだりしますか? それを自分で決断したんだから誰も邪魔できませんよ。
「写真集だけでも私がみんなの恋人になってお客さんに喜んでもらいたい」
こんなこと普通言えます? 分かりますか、この発言に見える覚悟が。こんな面白い女性と一緒にモノづくりが出来たことを本当に嬉しく思います。
また、感動したのはキャプの理解力の速さです。
私は今回どのシーンにおいても逐一写真を見せて確認してもらいました(ほとんどこういったことをカメラマンはしません)。撮ってくれりゃいい…という考え方ではない以上、確認してもらうのが筋だと思いました。どうしてこの色味なのか、この明るさなのか、こういう構図なのか、すべて説明しました。ポーズについても「こうしたほうがエロい」「顔はこの角度がいい」などと注文をつけましたが、理解力が早く、撮影を進めるうちにみるみると変化していくのが分かりました。
この子、おもろいなあ……。
こちらも俄然やる気が出てきました。
それから、この『あるいてる』へやって来るお客さんたちもすごい。キャプの「行けるところまで行ったるで!」を本当に温かく見守っているし、「そこまで言うなら支えるぞ!」という空気を感じます。「写真集発売前プレゼン大会」というのがあったのですが、そこでの盛り上がり方はすごかった。キャプのプレゼンもうまいし、客の受け取り方も素晴らしい。とても良いものを見させて頂きました。
モデルさんとカメラマンが真剣に仕事をすると、こんなにも楽しいんだということを久しぶりに確認した気がします。
撮影は二日間でしたが、二日目はもうすでにプロ並みのポーズや表情が撮れるようになっていて、目をみはるものがありました。
勉強させて頂きました。
本当に楽しかったです。
意外とモデルさんとカメラマンって一期一会なんですが、この写真集が売れて第二弾の話が来ないかなあと今からワクワクしています。
今言えることはたったひとつです。
キャプに、会いたい!
aruiteru キャプテンファースト写真集
「彼女になりたいっ!!!」
2019/4/14
aruiteru店内イベント「クレープフェス ’19」にて発売
撮影: 岡本タブー郎
定価 ¥3000(税込)
Twitter
https://twitter.com/aruiteru_yucca
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