【コロナウイルス感染者ゼロ!?】そうだ、インドネシアに行こう! 何の下調べもせずにリュックひとつでジャカルタに降り立った結果…【微熱旅行】

【コロナウイルス感染者ゼロ!?】そうだ、インドネシアに行こう! 何の下調べもせずにリュックひとつでジャカルタに降り立った結果…【微熱旅行】

 

アサラム、アライクム、みなさん。

岡本タブー郎inジャカルタでございます。

 

このインドネシアの首都ジャカルタが「遷都する!」と閣議決定されたのは最近のことですが、私はそのニュースを見て度肝を抜かれました。絶対に今の日本には真似ができないことでしょう。飽和状態のジャカルタだと首都機能がダメになるので、別の島の何もないところに新たに都市を建設するなんて、並の熱量じゃなきゃ不可能なことです。

東南アジアが大好きな私も、ジャカルタだけは行ったことがなかったので、そのニュースを受けて「あかん、こりゃ見とかんと、死ねんぞ」と思い、密かに渡航のチャンスを伺っていたわけです。本当に遷都するかは“東南アジアなので”半信半疑ではありますが。

ところが、その直前に行った叙々苑で食べた生肉にあたり下痢、さらには謎の熱が出始めました。しかも世の中は御存知の通り、コロナウイルスのパンデミックで恐ろしいことになっています。すわ、撤退か? いいえ、ここを逃してはもう一生行けないかもしれません。あのデヴィ夫人が過ごしたインドネシアの地を、私も踏んでみたかったのです!

 

タイ経由、首都ジャカルタへ

 

インドネシアといえば、バリ島に行ったことがある人は多いんじゃないですかね。私は、はっきり言ってリゾートには1ミクロンも興味がないのでバリなんぞは死んでも行かんぞというバリ雑言を残しておきましょう。バリ島だけはヒンズー教ですが、その他はイスラムの国です。冒頭に述べた「アサラム、アライクム」は、イスラム語の「こんにちは」であり、これ、イスラム教の国であればどこでも通じる言葉です。もし、日本人であるあなたがイスラム教徒にこの言葉で挨拶したら、相手は喜んでくれるでしょう(現地インドネシア語では挨拶は時間帯によって違います)。

さて、日本からインドネシアに行く場合は、日航や全日空なんかの直行便がありますが、8万円くらいします。まあ、別にそこまで高いとは思いませんが、直行便って味気ないじゃないですか。私は意外とトランジットが好きで、せっかくインドネシアの航空会社「ライオン・エア」のタイ子会社「タイ・ライオン・エア」がバンコク・ドンムアン空港まで出ているんだから、タイ経由で行きたくなるじゃないですか。

成田からタイまでは約6時間で、ライオン・エアですと往復で4万円程度でした。取材で行った昨年12月は往復で25,000円でした(笑)。このライオン・エア、とにかくLCCでタイに行くならこれ一択です。他に、エアアジアやスクートもあります。私は全部乗りました。それを経て言いますと、ライオン・エアで行くことをオススメします。それはなぜか……は、またいつかブログかメルマガで書く予定です。

 

メールマガジン

 

さて、バンコクはもう私の第二の故郷ですから、到着したらさっそくオシャレタウン「アーリー駅」の定宿に行きます。ここで美味いものを食べ、ダラダラと数日過ごします。もちろん仕事もしていますので、ご心配なく。タイでも、以前ご紹介したGrabが大活躍です。どこに行くにも値段は最初から決まっているし、カードを登録したら現金無しで移動ができます。暑いし外に出るのが嫌な時もGrabで出前を取れば、けっこうな有名店の料理も安く持ってきてくれます。なんなの、もう、アジア最高かよ。

 

アーリーで泊まった部屋

 

今回はここで2日だけ過ごしました。オントンって店のカオソーイや、レイラオって店のクンチェーという最高の料理を堪能して、いざ、またドンムアン空港にGrabで向かいます。ここからは、またライオン・エアに乗って3時間のフライトです。料金は往復で2万円弱。トータルで、日航や全日空なんかよりずっと安いですね(笑)。

私がライオン・エアをすすめる理由はちゃんとあって、「めちゃくちゃ緩い」ってところなんです(結局書くんかい!)。荷物を機内持ち込みにして、スーツケース(持ち込みできるサイズ)とリュックを背負っていても、測られたことないんですよ(笑)。もし測られたら規定の7キロなんて軽く超えてるのに、いっさいスルーです。マジで助かります。また、私の場合はですけれど、遅延したことがありません。それどころか、早く飛び立ち、早く着いたりします。ライオン・エアに乗る乗客自体が少ないのか、到着してからの入国審査も全く待ったことがありません。これまでで最速で外に出られたんです。

あと、席を予約するときのコツがあります。それは、前から15番目までの席を取ることをオススメします。1番は足元が広いのでけっこう高い料金設定なんですが、2~15番までは2,900円ほどで予約ができます(それ以外は数百円です)。2,900円って、まあまあ高いと思いますよね? いえいえいえ、これを取るか・取らないかでは天国と地獄なんです。この1~15ってほとんどの人がこの微妙な料金設定のなので取らないんで、いつもスッカスカなんですね。どういうことかと言うと、隣に人が座った試しがありません。つまり、三席を使って寝ながらタイに行くことができるんです!(帰りも同じ) その座席指定料も含めて往復4万ですから。

ま。知ってる人は知ってるでしょうけど、ライオン・エアは日本に就航する前年に墜落事故という大惨事を起こしているのはここだけの話です。

 

スカルノ・ハッタ国際空港で熱を測られた俺

 

バンコクで静養していたんですけど、熱が下がらないんですよね。タイレノールも効かないので、かばんの中からロキソニンを出し、無理矢理熱を下げてジャカルタへ向かいました。もう日本のニュースはコロナウイルス一色です。私も多少は疑いましたが、いやいや、たぶん単なる風邪だろうと思いながら、一抹の不安を抱えてはいました。

さすがライオン・エアはインドネシアの会社です。スカルノ・ハッタ国際空港では、第二ターミナルの良い場所に接着。ちょっと歩いたら、すぐに入国審査場でした。なんと「イミグレーションカードが廃止」されたそうで、飛行機の中では何も配られませんでした。

ところが、その入国審査の前に、何か人だかりが出来ています。

近づいていみると、うわぁ、健康診断をやっています。やべえなあ……大丈夫かなあ。

そこで、いろんなことを記載する紙を渡されて提出します。そのときに「ピッ」と熱を測られました。やはり、少し熱があったようでした。インドネシア人の係員が別の係員へ何か言ってます。

「あんた、ちょっと、熱があるな? 中国人か!」

その係員の女性は巻き舌のインドネシアなまりの英語でまくしたてます。マスクしてるし、黒縁のメガネをかけているし、私が中国人に見えたんでしょうね。でも、おかしいんですよこれ。インドネシアって、中国との航空機の離発着を完全に停止しています。それどころか、大統領は「国内を守ることが何よりも最優先」と述べ、中国からの食料などの輸入品を完全にストップしてしまったのです。在インドネシアの中国大使館が抗議をしたそうです。ここが日本のなんちゃって総理大臣とは大きく違うところです。かっこいいぞ、インドネシア!

 

「ノーノー! アイム、アイム…JBOY! アイル醤油―、ディス!」

 

そう言って、私はコレが目に入らぬか! とばかりに日本国ウルトラ旅券(パスポート)を見せたのです。効果はてきめん、女性はイッた後のような顔になり、

「あらぁぁぁん、日本人だったのぉ? いやん、入国はあちらよ」

と通してくれたのでした。「トゥリマカシー(ありがとう)」、私はそう言って、イミグレに向かいました。そこは思った以上に審査が早く、「何しに来たん?」「何日いるん?」とだけ聞かれたので答えたら出してくれました。

で、最後に荷物に対して税関申告カードなるものを書いて、係員に渡して、終了です。

 

お金を現地通貨に少しだけ変える

 

さあ、外に出ました。時間は18時半くらいです。ここまで全然待ちませんでした。なぜかライオン・エアに乗ると、サラッと出られてしまうのです。ライオンは人が少ない時間帯に合わせて運行時刻を決めているのでしょうか?

次に、お金を現地通貨に変えなければいけません。移動はもちろんGrabですし、クレジットカードをアプリに登録しているので現金は使いません。でも、街中の食堂とかカフェはまだまだカードが使えないところが多いと思いますから、念の為1万円くらいは替えておいたほうが無難でしょう。

で、タイに慣れてる人はご注意です。

インドネシアではATMで現地通貨を引き出すのが最もおトクなやり方となっています。それも、クレジットカードではなくて、デビットカードであればさらに得をします。インドネシアへの旅行を考えている人はぜひ日本でデビットカードを作っておきましょう。私の場合は楽天銀行のVISAデビットカードとイオン銀行のJCBデビットカードを持っていますが、どちらも最高のカードです。

タイだと、レートの良い両替所で係員に替えてもらうのが一番おトクというのが普通なんですよね。ATMだと220バーツの手数料が引かれますので、バカバカしいのです。でも、インドネシアはATM手数料はどこも無料。さらにデビットカードも海外での手数料がかからないものがほとんどなので、クレジットカードを使ってキャッシングする金利より、もっともっとお得になるわけなんです。

さあ、すぐに作りましょう!

で、インドネシアもインフレらしく、ベトナムドンのように数字の桁がめっちゃ大きいです。一番大きなお札は「100000ルピア札」です。10万ルピア、これ、大雑把に日本円にすると800円くらいですが、私は面倒なので100分の1と覚えました。なので、100000だと、下のゼロを2つ取って、1000円としました。ですから、100000ルピア支払ったら「1000円より少し安い」と思っておけば収支がマイナスになることはありません。

日本の空港とか、銀行で先走って現地通貨にする人がいますが、それって本当に情弱です。まず、やってはいけないことです。どれだけ損しているか、ググってみてください。旅は現地でお金を変えるのが鉄則です。

 

スマホは前もってSIMロック解除をすべし

 

情弱で思い出しましたが、いまだに三大キャリアでスマホを契約している人ってマゾなんですかねえ。絶対的に損をしているのに、なんで調べようともしないで、ただただお金をむしり取られているんでしょうか。私からすると本当に意味が分からないんですよね。世界を見れば秒で理解できると思います、日本はおかしいんですよ。

インドネシアに来られる人は、まずスマホを携帯会社に持っていって「SIMロック解除しろ!」と命令して下さい。そこで、いろいろ教えてくれるはずなので「金を取られない方法」でSIMロック解除してくださいね。みすみす3,000円の事務手数料なんて取られちゃダメですよ!

もしくは、海外旅行&サブ用にSIMフリースマホを購入してください。安心して下さい、めちゃくちゃ安くていいものがたくさんあります。私が丁寧に教えて差し上げるので、大丈夫です!

 

 

で、それが完了したら、AmazonでこのSIMカードを買って下さい。いいですね、旅行前に買ってくださいよ。これが最安の買い方なので、重要なポイントです。1、SIMロック解除(またはSIMフリー)のスマホを用意 2、Amazonで前もってSIMカードを買う 3、現地についたらSIMカードを差して設定(最初に入っていたSIMカードは日本に帰ったらまた使うものだから絶対に失くさないように!)の3点です。

これで、神アプリ「Grab」が現地で使える状態になりました。あ、もちろんGrabも日本にいるときにダウンロードしといてくださいよ? このアプリは電話番号でSMS認証するので、その方が確実なのです。ただ、クレジットカード登録は現地でしか出来ないようです。私はタイで先のデビットカードを登録しました。

 

さっそくGrabでホテルまでタクシーを呼んでみた

 

ライオン・エアで順当に降りていくと、スカルノ・ハッタ国際空港ではターミナル2Fというゲートに出ました。ネット情報では、外に出た「ピザハットの前」にGrabのタクシースポットがあると書かれていましたが、2020年2月現在ではそれは変更されています。ピザハットよりも、もう少し進んだトイレの前に変わっていました。

そこには緑色のGrabの看板が置かれているので、おそらくすぐに分かると思います。Grabの制服を着た二人の男性スタッフがおり、やって来たGrabカーのドライバーから名前を聞いて呼んでくれます。「ミスター……オカモト? オカモート?」みたいな感じで。で、手を上げたら荷物を乗せてくれて、ドライバーともマッチングしてくれます。

私のところに来た車は「ダイハツのロッキーの亜種」みたいなSUVでした。なかなか年季の入った……。恐いので本当に日本車かどうかは聞きませんでしたが。アプリで行き先も、値段もすべて決まっているので、ドライバーとそんなに話す必要も無いんですよね。私は空港から、イエローホテル・ハルモニ(ジャルタ市内のモナス広場のちょい北)までお願いしましたが、40分くらい乗って1,200円程度でした。これも勝手にデビットカードから即座に引き落とされました(たまに数日後に数円引き落とされることがありますが、これは為替調整によるものだと思われます)。

Grabアプリを入れると、Google Mapと完全に連携されるので、まずはGoogle Mapで現在地と到着地を探して「経路」を押してから、人間がタクシーを呼び止めるアイコンをクリックするとGrabが立ち上がります。GPSの精度などで現在地が微妙にずれることがよくありますので、必ず自分が今いるところに正確にピンを打ってくださいね。そして到着地もきちんと設定すれば、値段・距離・到着時間の目安などが出ますので、バイクなのか車なのか、ハイクラスカーなのかを選び、ブッキングボタンを押しますと、最寄りの待機しているGrabドライバーとマッチングします。

このあたりは、今度詳細な解説ページを作ろうと思います。

初めての異国、しかも夜に一人で到着すると、たいていちょっとした「ヒリヒリ感」があります。意外と、あとで思い出すとそれが旅の醍醐味だったりするんですが、Grabがあればそのヒリヒリ感は皆無です。だって、ボッタクられるかもしれないという警戒感が80%くらい軽減されるんですもん。

中にはGrabを使って悪いことをする奴もいることはいるみたいなので、100%安心とは言えませんが、現状これほど便利なアプリを私は知りません。

 

ホテルが快適すぎてずっとホテルにいた

 

イエローホテル・ハルモニは、ジャカルタの人には有名で、タクシー運転手なら、たいてい知っているようです。それどころか、ホテルの一階には安心安全で有名な「ブルーバード・タクシー」も常駐していますので、大変便利でした。

このホテルは最近できたみたいで、ものすごく新しくて、清潔で、なおかつ若者のアートなどを取り入れていて、大変オシャレでした。

ずっと熱があった私も、部屋の中で快適に過ごすことができましたし、たまにWi-Fiが遅くなることと日本の電化製品でも使えるコンセントが一つしか無かったこと以外は、何も問題がありませんでした。インドネシアに行く場合は変換プラグは必須ですね。調べてなかったんで到着してから「まずい!」と思った次第でした。ホテルの新しさに救われたという感じですね。

これがホテルの部屋です。まあ、この絵はどーなんだって意見もあるでしょうね。私の知ってる紙芝居のおっさんが描いたような絵に見えなくもないです。

 

よく見ると下手だよね…この絵

 

しかし、21階という高層階で景色も抜群。これで一泊4,000円代ですから、もう言うことは無いです。

ずーーっと部屋にいて、仕事して、解熱剤飲んで、寝ていました。

 

インドネシア料理だけはどうにも合わないのかな

 

以前、マレーシアを旅行しているときも感じたのですが、ナシゴレンやミーゴレン的なこのあたりの料理って、そんな言うほど、美味しくはないんですよね(笑)。それは日本食が一番ってことが言いたいわけでは決してなくて、比較してみると、タイとかベトナムに圧倒的に食の美味さは敵わないなあということなんですね。

私が本当においしいものを知らないだけかもしれません。

なので、今回もGoogleで調べて評価の高い店を訪ねたり、ホテルで毎日のようにルームサービスを取ったり、タクシーで連れて行ってもらったりしたんですが、ついぞおいしい店には当たりませんでした。

私の努力が足りないかもしれないので、またチャレンジしたいと思っていますが、量が多い割に「ずっと同じ味」っていうパターンなので、なんか飽きてしまうんですよね。だから日本には「インドネシア料理店」っていうのがタイ料理みたいにたくさん無いのか~なんて思っちゃったりして。

でも、このあたりは今後の課題ですね。また現地でいろいろと探してみたいです。

ちなみにこれは「Google」で評判の良かったナシゴレン屋さん。

 

 

うん、たしかに美味しかったですし、食べてる間もGrabのデリバリー・バイクがひっきりなしに来て、人気店であることが分かりました。まあ、店はGoogleで見た写真とは大きく違い、「半分外」の小屋みたいな場所でしたけど。美味しいんですが、味がずっと一緒なのと、味変できる調味料がゼロなのと、量が多いのがきつかったです(笑)。

あと、食べてはないけど「チャイニーズ・レストラン」って書いた屋台がめちゃくちゃ並んでいる地域があったので、今度挑戦してみようと思います。

 

3Pが5,000円で出来る国だそうです

 

インドネシアって昼間に観光する場所ってほとんど無いんですよね。まあ観光地なんてあっても行かない主義なので(20回以上行ってるタイのワット・プラケオ一度も行ったことなし)どうでもいいんですけど、街中をブラブラするだけじゃ、なかなか退屈です。でも好きですけどね、このジャカルタって街。とっても街が古いんですよ。だから、その古さをしっかり掃除して、綺麗に保とうって心意気がなんとなく伝わってきました(違ってたらメンゴ)。

タイに比べたら、何もかもがショボい。屋台一つとっても、タイはもっとメカニカルな構造をしているんだけど、インドネシアのそれは超シンプル。板を貼っつけただけの屋台ばかりで、なかなか勉強になりました。今回は体調不良であまり食べられませんでしたけどね。

ホテルが21階だったのでたまたま街が見下ろせたんですが、私はもっと大都会かと思っていました。それゆえの遷都か? と考えていましたが、そうでもないんですよ。高層ビルも数えるほどしか無いし(笑)。だだっ広く、横に広がっている街という印象ですね。素人考えですけど、いやもっとどうにかできるんじゃないの?って思ってしまいました。遷都までしなくても再開発でドカーーンと手を入れたら何とかなるような気もしましたが、何分素人なもので(笑)。

ところが、このインドネシア、なぜ男たちがこぞって、ここへ来るのかが分かりました。

なんともここは、夜遊びのコスパがスーパー高いということが現地に行って分かりました。正確には「現地で見た日本人のYou Tubeで知った」ですが(笑)。見出しにも書きましたが、3Pが5,000円で出来てしまうとのことでした。

ほら、アジア大会のバスケットボール選手が買春したこと覚えてるでしょ?

 

参考記事:アジア大会・バスケットボール選手が女性と”交渉”したジャカルタ歓楽街『ブロックM』地区とは? | TABLO

 

これはもう調べるしか無い……。

そういうわけでホテルトラベルという有名な置屋ホテル前までナシゴレンを食べたあとに言ったのですが、、、そこで、また熱がぶり返し始めて、吐いてしまったんですね。この時、こう考えました。

「コロナウイルス感染者ゼロって言われても、中にいる客で感染者いたら終わるし、あともし俺がコロナってたらインドネシアに迷惑かけることになるし……」

のるか、そるか、いこか、もどろか、です。

でも、正直、今回は引き返そうと思いました。こういう場面ではどんどん前に行くのが私の性分なんですが、こうして体が弱っているときに無理をしても良い結果にならないってことを知ったのも年の功です。インドネシアの夜遊びは今年また来て調査するってことを自分に言い聞かせ、Grabでイエローホテルに戻ったのでした。

いや、本当ですからね!?

 

帰りはGrabではなくブルーバード・タクシー使ってみた

 

インドネシア、何も考えずに行きましたが、めっちゃいい国でした。おそらく今年もう一度行くと思います。なんていうかなあ……なんとなく不便だったころのホーチミンの感じもするんだよなあ。もしもベトナムがイスラムだったら? みたいな。いやー好きです、私、インドネシア。

ところで、インドネシア人の英語はまったく聞き取れません(笑)。インドネシア語の癖もあってか、「L」とか「R」があると、必ず発音してしまうんですよね。たとえば「Please Waiting 20 minuts」って言ってるんですが発音では「プレーズ、ワイティング、トゥエンタリー、ミニッツ」と聞こえたり、「Terminal2」は「テルミナル ツー」なんですよ。

実は、完璧だと思われたGrabですが、帰りのタクシーを呼ぼうとしたら、ずっと「Busy」のアラートが出て、捕まえられなかったんですね。そこで、仕方がなしにブルーバードと交渉したんです。

岡本「えっと、アイウォンツゴー、エアポート」

運転手「ラジャ、ホエア、テルミナル、ユーゴー?」

岡本「テルミ……? ああ、ターミナル、ツー!」

運転手「OK! プレーズ、ゲットオンカー」

岡本「クッジュー、ターンオンザ、メーター、プリーズ?」

運転手「イエス、イエス、メーター!」

……これだけでした。運転手は普通にメーターを使ってくれて、高速を使ってぶっ飛ばして、30分ぐらいで到着。料金は、150,000ルピア(1,300円くらい)でした。Grabとそんな変わらないし、交渉も楽だったなあ。ベトナムのビナサンタクシーみたいな感じでした。ちゃんと渋滞も避けて、ちょっと大回りしてくれました。

で、このあと、ライオン・エアでタイにまた戻るわけですが、スカルノ・ハッタ国際空港では荷物チェックが3回もあります。しかも、ライオン・エアのチェックインカウンターが分からない。ぐるぐる探し回った挙げ句、1回目の荷物チェックを終えた「中に」カウンターがあることが分かり、しかも「ドメスティックから入れ」と言われる始末。しかも日本からタイ、タイからインドネシアまでは何も言われなかったのに「鼻毛切り」がダメだと没収。今まで何も言われなかったし、人なんて切れないし、それ高いんだよと一応言いましたが「ノー!」と目の前で検査官の女にゴミ箱に捨てられました。

うーーん、アジアの街の人は好きだけど、こういう公の施設の人って融通がきかなくて嫌いなんだよなあ。

そこを通って、飛行機のゲートに着くまで、一度もフィジカルチェックみたいなことはありませんでした。入国も雑でしたが、出国はもっと雑でした。それはタイのドンムアン空港も同じ。またサクッと入国できてしまいました。

このあと、タイに着いてから、ものすごいトラブルに巻き込まれてしまいますが、それは別掲で。

 

今後、日本人には入国が厳しくなるかも

 

さて、私はなんとかギリギリで往復が出来ましたが、感染者400人を超えた日本の情報はみんな知っています。今後、入国は厳しくなるんじゃないかなと思います。現地へ行ってから入れない……なんて時間も金も無駄なので、いま海外へは行かないほうがいいのではないかと思います。

というか、衛生環境や知識も整った日本でコレなんですから、他国ではどうなんだろう?って思いもあります。別に馬鹿にしているわけではなく、現実問題として。

例えば、中国人が来なくなったタイのナナプラザやテーメーでは日本人がすごく多くて目立っていましたが、コロナかどうかも分からない相手と『夜遊び』して感染しても、数日間は発症しませんから、確実に日本に持って帰ってくることになりますよね。その逆もまた。ですから、現状防ぎようがないんじゃないかと思いました。

なるべく、中国人が知らないだろうGrabで移動して、なるべく観光地へ行かず、絶対にマスクをして熱帯地域を歩き、うがい・手洗いを徹底し、3Pも避けた自分でも、半信半疑なんですから。

 

今さら入国審査を厳しくしたって、もう遅いんですよ。

 

ウイルスはもう色んな国でパンデミックを起こしていると思われますし、今やるべきことは伝染らないように人を差別することではなく、発症したらどうしたらいいか、どこへ電話すればいいか、どう行動すればいいのかを先んじて知っておくことが最も重要ですよね。

もうね、伝染りますよ、十中八九。

だから感染ったらどうするかだけをしっかり考えたほうがいいと思います。長くなりましたが、二カ国を巡ってきた私が「こんなに簡単に出入国できたし、何の対策もやってなかったよ~」ってお話でした。参考になれば。

 

 

ちなみに、熱ですが、暖かい地域にいると体調も良くなり、自然と治ってしまいました。コロナでないことを祈るのみです。

 

 

 

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