エアアジアからメール 「フライト日程が別日に変わりました。めんご」 激怒した私 でも、友人は……

エアアジアからメール 「フライト日程が別日に変わりました。めんご」 激怒した私 でも、友人は……

 

安かろう、悪かろうを地で行く航空会社エアアジア。赤いタイトスカートをはいたエロCAでお馴染みですが、なるべくなら乗りたくないなあと思っています。

 

画像はニコニコニュースより引用

 

東南アジアでLCCが勃興しまくりの今だからこそ選択肢はありますが、エアアジアしかなかった頃は本当に苦痛でした。

とにかく遅延は当たり前。乗り場変更当たり前。荷物チェックしたり、せんかったり。フライト中には水さえ出ない。座席はずっと前の席に膝が当たっている。

それでも我慢していたのですが、ある日、「二度と乗るか!」って事件が起きました。

 

成田-ドンムアン(バンコク)線は意外と快適

 

時期によっては、タイへのLCCは、私がお気に入りのライオン・エアやスクートが妙に高いときがありまして、そういう時は仕方なくエアアジアしか選択肢がない場合があります。つい最近、タイへ行くときにそんな状況になりまして、嫌々乗ったことがありました。

ただ、成田からタイへ行く午後2時台の飛行機は、意外と快適でした。

エコノミーでも足元はめっちゃ広いし、荷物は機内持ち込みでスーツケースとリュックを背負っていましたがノーチェック。昼食を予約しても往復4万円弱だったと思います。けっこう拍子抜けしました。

 

まあ、広いよね

間違えて頼んだ糞不味い機内食

 

まあ、しかし、ここはドル箱路線だからでしょう。成田発なんて、いっぱい客が乗りますしね。大きめの機材を使用しても元が取れるでしょうに。

 

名古屋セントレアからバンコクへは要注意

 

私の友人で愛知県在住のTR氏もタイが好きで、年に一回は一緒に旅行をしているのですが、ある時私が、

「なんかね、セントレアからバンコク線、往復で2万円くらいであるよ」

とアドバイスし、あまりLCCに詳しくない彼は半信半疑でエアアジアを予約したのでした。今から考えると、悪い事したなあ……と思います。

確か、出発が9月29日だったのですが、1~2週間前くらいにTRからメールが来て、

「あの~全文英語のこういうメールが来たんだけど…」

そこにはエアアジアから来たメールが転送されていました。よく見ると、

『あなたの9月29日のバンコク行きフライトは中止、翌日の30日に変更になったんで、よろしく~~』

と、英語で書かれていたんです。

「ふぁ!? なんじゃこれ? 日付が変わるってことあるのか!?」

私は見たことのない航空会社からの「Notice!」に驚いてしまいました。友人も「やっぱ、そういうことだよねえ……」と沈んだ様子でした。

 

エアアジアだけではないLCCのふざけた運行スケジュール

 

実はコレ、同じようなことが私にも起こっていました。

9月29日に私は成田から、友人はセントレアから飛行機に乗り、バンコク・ドンムアン空港で待ち合わせていました。先にも書いたように友人はエアアジア、私はスクート(シンガポールの会社でタイのLCCノックエア―と協業)を予約していました。

そのスクートから、同じ頃にこんなメールがポロッと来ていたんです。

『あのさあ、あなたの9月29日の13時30分発の飛行機だけどさ、同じ日の10時30分に早まったんで、シクヨロ~~』

と、また、英語のみの文章が来たんです。

「ふぁっ!? なんじゃこれ。そんな時間に成田なんかに行けないって!」

私はスクートの「日本語専用ダイヤル」を四苦八苦して探し出して(こういう番号ってわざと分かりにくいところに書かれています)、無理だから払い戻せ! と言いました。

「あなたさまですね、それは無理なんでごじゃいますですね。私共はでしゅね、テーカンに書いているでごじゃいます。3時間以内の変更は払い戻さないと」

日本語専用ダイヤルの相手は、日本語が話せるシンガポール人でした。確かに、私が話していることは理解しているようですが、返してくる日本語はいまいち分かりにくい。それでも、マジで早朝に成田に行くのはむずいので、

「何を言ってんだ、3時間きっちりなんだから、未満なのか以内なのかを、まずははっきりさせてくれよ!」

「お客様、あなた様は何を言ってるでごじゃいますか?」

それはコッチのセリフだよ! コッチ!!

 

仕方がないので、成田まで早朝にバスで行くことにしました。なんとかギリギリ早く着けるだろうリムジンバスに乗って。3,000円以上もかかるんですよ。10時半ってことは8時半には着いていないとまずいですからね。

ところがですよ!

前日になって、またポロッとメールが来ました。

『ごめんごめん、明日の便だけど、30分だけ早くなったから。10時に出ま~す』

結局、3時間以上になっているので払い戻しの対象ですが、もう前日はバスも予約しているので、変更が効きません。スクートはこれを分かっていて、客の足元を見て、わざとやっているんだなと思いました。

 

バンコクへは、エアアジアとスクートで行ってはいけません!

 

これを読んで「航空マニア」とか「日航・全日空クラスタ」は、『だからLCCは藁』と言うでしょう。でもね、何度も言いますがそういう問題じゃないんですよ。

私は数ある航空会社の中から、選択肢として選択してやっているんですよ。

飛行機にラグジュアリーは要らない。普通に座れて、普通に着けば文句はありません。機内食もまずいし出なくて結構。パイロットはみな厳しい訓練を経てなっているわけですから、「飛ぶ」「降りる」ってことに関しては同じなはずです。余計な「サービス」に私は重きを置いていない、だからLCCで十分なんです。

しかし、当たり前のように遅延したり、はたまた早くなったり、日付が変わったり、それは常識として、安いからっていう理由で済まされる話ではありません。

まず、エアアジアとスクートに真剣に反省してもらいたいのは、「おたくの飛行機はビジネスで使えない」ってことなんです。

これが個人の旅行だったら、せいぜい「タイで予約してたホテルが無駄になる」といったことくらいでしょう。いや、これだけでも十二分に問題ですけどね。旅が台無しになりますから。

そしてビジネスだったら、もっと大損害です。相手がいての話ですから、その相手が来ないわけです。いくら航空会社のせいですって主張しても、そんな航空会社を使っているおまえが悪いということになりますよ。ですから、ビジネスではエアアジアとスクートはまったくもって使えないということになります。

航空会社を名乗る前に、まず、あなたたちは商売ができていない。

迷惑ですよ。

日本から撤退して欲しいくらいです。

もっとまともなLCCはいくらでもある!

 

そんなわけでバンコクへはライオン・エアで

 

以前の記事でもご紹介しましたが、インドネシア資本の航空会社「ライオン・エア」は素晴らしいです。一体なにが他と違うのか、ちょっと説明してみます。

 

  • 成田では第1ターミナルなので、はきだめの第3とは空気が違う
  • チェックイン・カウンターの対応が大手と同レベル
  • 機内持ち込みなら荷物の重さを特に計られない
  • なぜか出国審査などが早い(これはなぜかは分かりません)
  • ドンムアン空港で入国審査に近いところで降ろしてくれる
  • なぜか入国審査などが早い(これもなぜかは分かりません)
  • 帰りもほぼ同じ
  • 2~15番までの座席を予約すると天国(別記事参照)
  • 美味しいクロワッサンとミネラルウォーターが出てくる
  • CAさんのスリットがエロい

 

【コロナウイルス感染者ゼロ!?】そうだ、インドネシアに行こう! 何の下調べもせずにリュックひとつでジャカルタに降り立った結果…【微熱旅行】

 

それでいて、往復は4万円代です。もう、成田からならライオンで良いですよ。私はオススメします。

金をもらっているわけでもないけど、旅先でのありがたいことって覚えているからね。人を馬鹿にするエアアジアとスクートには二度と乗らないと誓いました。

 

結局、友人はどうしたかと言うと……

 

その後、私たちは9月29日に集合するのは諦め、日を改めました。

私は友人にエアアジアに返金を求めるように進言したのですが、彼は、

こんなクソみたいな航空会社をちょっとでも良いと思った自分がいけないんだ。二度と近寄らないようにするよ(笑)

と言って、そのエアアジアのチケットを捨て、タイ航空を取り直していました。さすが、若い時から企業の社長をやってきた男です。ゲン担ぎを大事にするし、タイムイズマネーという生き様を見せつけてくれました。

何が大切で、何が不要かを、瞬時に判断できる友人に改めて感動しました。

 

友人とかけがえのない時間を過ごせたのは良かったけどさ…

 

私も、行きはスクートに乗ったものの、帰りは急遽チケットを取り直し、フィリピン航空でトランジットして「羽田」に帰ってきました。スクートの帰りのチケットはゴミ箱に捨てました。時間はかかってしまったけれども、フィリピン航空というフラッグシップに乗れて優雅な気分でしたし(液晶画面ついてるのよ)、フィリピンもちょっと味わうことができてご満悦。しかも帰りは羽田に到着しますから、成田という僻地へ行かないで済みます。マニラ、最高でした。

 

そんなわけで、LCCは悪いものではないんですが、こういうことも時に起きてしまいます。こういう煩わしいことを避けたい場合は、タイ航空がいいかもしれませんね。私もLCCは卒業しようか検討中です。

 

無駄な部分を削ぎ落としたっていう考え方は好きなんですけどねえ……。

 

 

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