“ロヒンギャ問題” 調べたら全然違うじゃねーか!

“ロヒンギャ問題” 調べたら全然違うじゃねーか!

ロヒンギャについて段々分かってきた。

「アウンサン・スーチーはノーベル平和賞を返還しろ!」
「ミャンマーは民族浄化を行っている!」
「バングラデシュは難民を受け入れててエライ!」

何だか変だなあ。
2010年代に入ってから時たまロヒンギャっていう単語が出るようになって、どうやらこの人達は迫害されているというニュアンスだけは理解できた。しかし伝えている方もよく分かっていないらしく、逃げたタイで酷い目に遭い山奥で殺されたとか人身売買で売春させられているとか臓器を売られているとか、そういうピンポイントな現象しか発表されてこなかった。

そこへ来て、ミャンマー国内での事件発生である。

ミャンマー人ってそんな感じだっけな? 敬虔な仏教徒ってイメージはあるけど、子供を殺して女をレイプして殺すとか、けっこう意外だった。そこで、ミャンマーに詳しい人に聞いたり、いろいろと取材してみると全然違う顔が見えてきたのだ。

ミャンマーって多民族国家なんだよね。シャン族とかビルマ族とかカヤ族とかモン族とか、いろんな少数民族・山岳民族が集まって一つの国を形成している連邦共和国。これらの人々を全て納得させて真ん中を取らないと政策さえ決まらない国なわけ。で、その多くの民族が仏教徒だそうだ。国内には数%のキリスト教徒やイスラム教徒も存在していて、それはそれで特に衝突なんかはなくてバランスよく平和に暮らしていたらしい。

で、問題はイギリスに植民地にされてから、らしい。

ミャンマー(旧ビルマ)は長くイギリスの植民地支配下にあったんだけど、となりのバングラデシュも同じイギリスの植民地だった。正しく言うと、となりはイギリス領インドだったわけ。で、これはイギリスが世界中でよくやる手口なんだけど、となりのインドから違う民族を連れてきて特権階級にしてビルマを支配させる傀儡政権的なものをこしらえた過去があるそうだ。ちなみに、イギリスからの独立戦争のためにアウンサン・スーチーさんのお父さんであるアウンサン将軍に手を貸したのは日本軍で、実はミャンマーと日本は仲が良いのだ。
一応独立はしたんだけど、この隣から流れ込んできた来たイスラム教徒たちは国を出て行かない。この辺りはラカイン州と言って昔はラカイン族が住んでいたんだけど、イギリスが良いよって言うもんだから、ここへ勝手に入ってきてラカイン族を追い出したわけ。要するにビルマ国内のイスラム教徒の比率が急に上がったわけですよね。
いわゆるこれを「ロヒンギャ」とニュースでは呼んでいるんだけど、ミャンマーの人たちはそんな言葉は使わないらしい。「あの人たちはベンガル地方から勝手にやってきたベンガル人だ」と言っている。もちろんミャンマーの人たちは“ロヒンギャ”が大嫌い。とにかく出て行ってほしいと思っている。だから当然彼らには国籍も与えていないし、ミャンマー国内の政治的サービスも受けられない。ついこないだの軍事政権だった時に数を把握するために“ロヒンギャ”を国勢調査にかけようとテイン・セインさんが言ったら「国勢調査は国民のためにやるものだ!」と反対運動が起こったほど。アウンサン・スーチーさんも選挙前には「“ロヒンギャ”問題を解決しなければ」と発言していたが、とにかく出て行ってもらう他に国民が納得しないのだから、国連が言うように彼らに権利を与えてしまったらアウンサン・スーチーさんはたぶん支持率ガタ落ちして失脚させられてしまうだろう。だから、さすがの彼女も手も足も出せない状況なんだって。

 

ここまで、本当に大雑把に話してますよ?

 

さらに問題に拍車をかけているのはミャンマー国内の仏教徒の「過激派」が大きな声を持ち始めていることだとか。なんだっけな、ウイラトゥとかいう位の高い僧侶が超イスラム嫌いで「あいつらを追い出せ!」と言っては暴動だかテロだかが起きているらしい。「仏教徒は元来優しい人たちだが、暴れるゾウとは一緒に住めない」的なことを言っては人々を扇動しているそうだ。
“ロヒンギャ”をミャンマーの警察がレイプして殺したってニュースが出ているけど、これって過激派がやってんじゃないの? とか、“ロヒンギャ”たちが自作自演してるんじゃないの? って疑問視する声もあるし、このウイラトゥのせいでタリバンやイスラム国が報復のために“ロヒンギャ”たちに武器を渡しているっていう話もある。この問題はとてもホットな話題なんだけど、非常にヤバイ状態に推移しているんだよね。

つまりですよ、調べてみたら国連とかBBCとかが言ってることと全然ちゃうやん!って内容なんですよ。ニュースだけを聞いていると、まるでミャンマー人が民族浄化を行っていて、アウンサン・スーチーは見て見ぬふりをしているって論調じゃないですか。日本にあるミャンマー大使館に聞くと「政府はレイプ殺人なんてしてない」と言っていますしね、これもっと両方の立場を汲み取ってバランスよく中立に報道する必要があるんですよ。とりわけ欧米諸国の報じ方ははっきり言って「フェイクニュース」に近いですね。難民が出ていることは確かだし、それは早くなんとかせなアカンのやけど、いやテロリストが集まってきとるがな! ってことを早く伝えないと。バングラデシュの首相も難民を受け入れるような素振りを見せていますが、これも嘘くさいですね。彼らを人工島に送り込もうとしたり、全く信用できません。

 

しかし、一番悪いのはイギリスですよ。
世界中でイギリスほど底意地の悪い国はありませんね。
おまえらが撒いた種でこうなっとんじゃい!

 

ミャンマーは「アジア最後のフロンティア」と言われて、2011年に国が開かれてから海外からの投資がえらいことになりました。年率8%以上で成長していると言います。日本の企業も「乗り遅れるな!」という号令のもとにたくさん入って行きました。私の知り合いも何人かミャンマーで働いています。

でも、やめた方がいいかもしれません。

私は国内でテロが激化するんじゃないかと思います。行き場所をなくしたISや、イスラム原理主義の過激派が大量にここへ流れてくると思います。フィリピンのミンダナオ島もえらいことになっていますが、もしかしたらパレスチナみたいになるんじゃないかと思っています。

これ、本当に深刻ですよ。

 

 

※まだ色々と調べている最中なので間違った記述があったらごめんなさい