両手両足切断された「だるま女」と「SDGs」

両手両足切断された「だるま女」と「SDGs」

両手足を切断されて見世物小屋に打ち込まれた「だるま女」という都市伝説

 

最近、私が欠損バーをやっていることについて「障害者を見世物にして金儲けしやがって!」と批判されてましたよ~って記事がオリコンさんで出て以来、なんかめちゃくちゃ取材依頼が来ているんですけど基本的に目の前の仕事が忙しすぎて全然さばけていない状態です。あいすいません。

私が預かっている…というか、一緒に仕事している女性たちは全員二十歳を超えていますし、本人の意志が大前提でメディアに出ることを選択していますので、「何一つ手を貸してくれない第三者」(こみみの名言より)に文句を言われる筋合いもないんですけどね。

参考記事;「障害者を見世物にしやがって」多くの批判より“働く場所”としてのバー開業「健常者かそうでないかで分断するのは意味がない」 | ORICON NEWS

ただ、世の中って、手とか足を切断された女性にロマンを抱きすぎる傾向がありますよね。今回の件でも、私が昔いたミリオン出版でも大人気だった都市伝説「だるま女」の件を思い出してしまいました。

海外旅行中の女子大生が試着室で服を着ていたら忽然と姿を消してしまい、数年後、中国の富裕層だけが楽しむ地下クラブで両手両足をもがれた「だるま女」として毎夜ショーにて見世物にされたいた……たまたま日本人の商社マンがそこへ連れられて見ていると女性が耳元で「私は日本人です、助けて下さい!」と言った…というおとぎ話です。

この話、なんでミリオン出版の雑誌であんなに取り上げられていたのか、それを今回、私の尊敬する大編集者・比嘉さんに直接聴いてきたんですね。

この動画の中で全部詳しく話しているので、是非ご視聴してみてください。

古くは戦前、そして敗戦直後から、美女が手足をもがれて、どうのこうのっていう話は、日本人のいろんな人の琴線に触れるものがあるようですね。

私がこのように世間から批判されていること、と、最近のSDGsの動きとは、どうやらリンクするそうで、メディアの人もこぞって私のところへ「話を聞きたい!」とやって来ているわけです。

私も元々はメディアの人間ですから、これらの人々にちゃんとお答えしたいんですけれど、どうも「あなた、いいことしていますよねえ!?」という期待を込められた質問をされると萎えてしまうんですよね。別にボランティア活動をしている訳ではないですから、ソトコトのインタビューをしっかり読んでから来て頂けると助かります。

1冊、本でも出さなきゃダメかなあ……。

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