キャンプブームがついに終焉 いやというか、かなり前から終わってたよ

キャンプブームがついに終焉 いやというか、かなり前から終わってたよ

 

有事の際に生き残るために利用できるキャンプグッズも知っておこうというスタンスで運営している当ブログ。以前から、このキャンプブームはいずれ終わると申してきましたが、この度ついにキャンプブームが終了いたしました。

 

 

円安でポシャる業界っていつか終わる

キャンプ用品というのは、そのほとんどが中国で作られて輸入されてくるわけですが、最近の円安でにっちもさっちもいかなくなってきているそうです。今まで一個1,500円で輸入できていたものが1,800円になり2,000円になってしまうというわけですよ。

しかもコロナから2年という月日が流れて、最初は流行っていたキャンプも大半の人が飽きてしまって、そろそろキャンプグッズの売れ行きも加工線を辿っているところです。キャンプ場なんかも最近は人が減ってきていますからね。

そうすると前より高い商品を買う人はいなくなるし、いやそもそも在庫が増えてるんだからセールにかけなきゃ全部はけないよね!?って問題が横たわっています。

 

こりゃあ、ヤバいですな。

 

尚且つ、中国はコロナがまた流行ってロックダウンしまくりだそうですから、工場とか輸出関連の人不足が凄まじい状態でしょう。そこを解決するにはマジで「値上げ」しかないわけで、それはつまりキャンプブームから人がいなくなることを意味しますよね。そもそもキャンプは人混みを避けれて安く遊べるから暇な人々が着目したわけで、この2年間で芋洗い状態のキャンプ場やガソリンの高騰、物不足、最後に値上げが来てしまったら、正直言って旨味は何もありませんから、にわかの人はどんどんいなくなってしまうでしょう。

 

このブログでも「スーパーカブは中国で作ったらアカン」と書いてバズりましたが、まさにそれと同じ構造。日本人ってマジでチャイナリスクを理解してないですね。円安になったら即アウトなことなんて最初から存在していたリスクじゃないですか。

 

結局、自国でも安く作れる仕組みを構築しないと、何回だって同じ目に遭うわけですよ。ユニクロがいい例で、安い労働力を求めて乞食のように世界を探し回っているけれど、どこでやってもその国が潤えばどんどん賃金は上がるわけです。だから最終的に賃金ゼロの強制労働から生まれた綿にたどり着くわけでしょうが。

 

 

車中泊ブームも終わるから中古車が安くなる

キャンプと同じようにブームとなった車中泊もあっさりと終焉を迎えるような気がします。そもそも、車みたいな狭い所に寝泊まりすることに飽きた人が続出するでしょうし、まもなく始まるGO TOトラベルの方が衛生的で楽しいじゃんってことに絶対なっていきますから。

 

それもそうなんですが、なにより今は車の納期がとんでもないことになっているじゃないですか。半導体が手に入らないとか何とかで。だからみんな中古車でキャンピングカーを作ったりするんだけど、そもそも中古車って数に限りがありますからね。それにビルダーの方も手一杯でしょ。2年待ちとか言われても、2年後にブームの終わった車中泊をやれる自信のある人の方がきっと少ないですよ。

 

2023年にもなると、コロナに入ってから車を買った人の車検が来ますから、そこでバンバン乗り換えが発生するでしょうね。どこに行っても人がいるし、車中泊なんて自由に出来ないじゃねえかよ! と気付いた人も多いと思います。意外と出来ないんですよ、快適な車中泊って(笑)。

 

だから私は来年に投げ売りされた程度のいい車中泊用に商用バンでも買おうかなあと、ヨダレを垂らしながら待っているわけですよ、わっはっはっは。

 

 

ぜひキャンプ業界は衰退していただきたい

もともと私はキャンプをレジャーとしては見ておらず、野宿できる知恵を付けるための練習としか捉えていないのですが、近年のキャンプブームには本当に迷惑していました。

 

にわかで偽物のユーチューバーが台頭したことも大きかったですね。「キャンプ歴16年」とうたい、毎日のようにグッズだけを紹介している愛知県の素人キャンパーとか、何一つまともに事を成し遂げてもいないのに山を買って道具自慢している素人とか、こういう奴らがキャンプ用品メーカーに目を付けられて便利でもない商品を宣伝しまくったおかげで、本当に必要としている人のために良心的な価格であったものが軒並み値上げしてしまったんですよね。

 

私のようにバイクや自転車で有事の際の練習をしている者にとっては「軽量・コンパクト」という商品はとても重要なんですが、たとえばチタンでできたクッカーが8,000円とか10,000万円に倍以上に値上がりしたり、軽くて有名だった懐中電灯が阿呆みたいに値上がりしたり、コールマンのランタンが品切れになってメルカリで高騰したり、お前ら何してくれてんねん、と怒りしかありませんよ。鉄の塊に、そんな金を払えるかよ!

 

馬鹿みたいな値上がりをしたユニフレームのキャンプケトル

 

こういう訳の分からない素人と一緒になって、おかしな潮流を作ってきたメーカーにも責任がありますよね。だからもう、一回衰退すればいいと思うのです。

 

スノーピークが高いのは今に始まったことじゃないけれど、キャプテンスタッグがコスパを忘れたらダメでしょ、と思います。

 

 

 

まあ、そんなわけで、予想通りの未来がやって来ました。

 

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