アイドルは心が弱っている時に入り込んでくる

アイドルは心が弱っている時に入り込んでくる

前にもちょっと書いたことがあるんですが、私はミリオン出版を辞めた2015年8月から遡ること2年ほど、完全に鬱状態でした。

朝は全く起きられず、起きても会社に行こうという気力が湧いてこず、寝床でもぞもぞやってる内に夕方になり、今日はもういっか……とYouTubeを見るという生活をしていました。

それでも仕事はせねばならず、夜中に自宅でシコシコと台割りやラフを書いたり、明け方に会社に行って誰もいない中で仕事をしたりしていました。今から考えると完璧に危ない状態でした。

常に誰かを恨んでいました。

その時は会社にいる人間は全員敵だと思っていました(今でも営業部長だけは絶対に許さないと思っています)し、なんで面白かった出版社から面白い先輩たちがいなくなったんだ! と夜中にジョンソン・エンド・ジョンソンの敷地内で叫んだりしていました。とにかく全部嫌いでした。

そんな恨み辛みを雑誌に投影しているので、当時私が作った雑誌は今でもめちゃくちゃ面白く、黄金色に輝いています。今後、メルマガなんかで紹介していきますが「着てはいけないTシャツ大全」とか「美魔女徹底批判」とか「JASRACはカスラック!」などはカストリ界の歴史に残って欲しい企画だと思っています(めずらしく自画自賛)。

 

そんな時、いつもYouTubeをAppleTV経由で観ていた大画面テレビから「とあるセリフ」が聴こえてきたんです。

 

「わたしをこのまま 独りぼっちにしておくわけ?」

 

もうお分かりですね? そうです。モーニング娘。の「Help me!」が流れてきたんですよ。

なんじゃこの曲!?

私の大好きな夜景写真がPVに使われています。しかも全て知っている場所。そこに11人の女の子が見事なフォーメーション・ダンスを披露します。これが、かの有名な「道重イレブン」でした。

そして、特にセンターの子!

道重さゆみと田中れいなをバックに従えて、堂々と歌うダンスの上手い女の子。

松岡茉優が大好きだと公言してやまない、鞘師里保でした。

私は鞘師里保の歌声に取り憑かれてしまい、2001年以来、実に12年ぶりにモー娘。に再度ハマってしまったのです。

聞けば今は道重がリーダーだと言うじゃないですか。おいおいおい、道重と田中以外全員知らんぞ! 受験勉強で培った暗記力を活かす時が来ました。モー娘。のことを丸2日ほど検索しまくり、3日後にはまるで「プラチナ期もちゃんと見てたよ」的な知ったかおじさんが誕生していたのです!

よくよく考えれば、2001年も鬱でした。
その時の話はコレですけどね(笑)。

Berryz工房やスマイレージはなぜかちゃんとチェックしていた私でしたが、モー娘。はほとんど興味がありませんでした。それが何故か急に……。

ハロプロ……特に、つんくが書く詩っていうのは、絶対に後ろ向きなことを言わないんですよね。とにかくポジティブであり、「大人しそうな女の子だと思って舐めてると誰かに取られるよ?」的なことを「覚悟の上で」言うんですよ。

Help me! にしても「キラキラしてる女の子 私は変わってくよ」と来て「グズグズしてる男の子 後悔しないでね?」と歌い上げるわけです。

ええ。私ですよ。
グズグズしてるおっさん。

仕事が辛すぎてグズグズしとるわけです。それをこんなにもフレッシュな女の子たちに「おいてくよ?」と言われると、うおおおおおお頑張るぞ! となるわけなんですよね(夜中だけ)。

 

とにかく、鞘師がかわいい!
とにかく、鞘師の歌声が好き!

 

私がこのあとミリオン出版を辞めるまでの2年間を支えてくれたのは、何を隠そう鞘師里保なのですよ。

 

ダメだもう死のう

起きれなくて昼間眠る

夜ムクリと起きてモー娘。をYouTubeで観る

鞘師が俺に歌ってくれる

うおおお頑張る!

起きれなくて夕方に目覚める

 

こういう生活を繰り返していました。
このループにもし「鞘師」が入っていなかったら、私はもうこの世に存在していなかったかもしれません。

 

アイドルは我々の心が弱っている時に入り込んで来ます。