実話ナックルズあるある言うよ〜

こんにちは、
実は実話ナックルズにも在籍していた岡本です。
主にエロ、北朝鮮、部落、事件、外国人、都市伝説を担当していました。
で、この実話ナックルズという雑誌、
作ったのは伝説の編集者・比嘉健二御大です。
ミリオン出版の編集者から局長になり社長になった人ですが、その昔、ティーンズロードやURECCO、B級マガジンGON!、という今の40〜50代が久しぶりに勃起してしまうくらいドキドキワクワクする雑誌を次々に立ち上げていった人です(ミリオン出版からはeggやSMスナイパー、クリームなんかも出てたんだぞ、エッヘン)。
で、実話ナックルズも比嘉さんが立ち上げたんですが、それを売りまくって世に知らしめたのが現TABLO編集長の久田将義さんというワケです。この辺りはもう、タブー郎のブログ読者なら既に頭に入っていますよね?
↑なんか二人とも若い!
で、この実話ナックルズ。
発売日は月末の30日なんですが、30日から1週間くらいは編集部は地獄の日々となります。コンビニで雑誌を見た、頭のヤヴァイ人たちから電話がわんさかかかってくるんですね(笑)。
「なんで敵チーム載せてんだ、コラァ!」
とか
「右翼を載せてんじゃねえ、コラァ!」
とか
「法的手段を取らせていただきます!」
とか。
校了日ギリギリまで仕事していて疲労がピークというのもありますが、たいていこういう時、偉い人は会社に来ません(笑)。とりあえず末端の者かたまたま居合わせた者が受話器越しに怒鳴られる役目となります。そういえば、
「石田ゆり子がたまらなく好きなんですう」
というおじさんは毎月電話をかけてきていましたな。
私が作っていたBLACKザ・タブーの時もひどくて、「東京都千代田区西神田3−3−9 クソミリオン出版内 馬鹿の集まりブラックザタブー編集部内 岡本タブ子!」という宛名で2日おきに私への罵倒の手紙を送ってくる人がいました。その人の宛名・住所には「ヤヴァイ県 お仕置き侍」と書いていましたが、封筒の切手の上には「長野県茅野市」とはっきりとスタンプが押されていました。あ、それ、YouTubeの登録者数が1,000人到達したら動画でアップしますよ。顔出しさせてたので、部下だった春山有子に「オマ◯コさせろ」ていう電話もよくかかってきてたなあ。
ナックルズを作っていた時は経費もバンバン使っていたので、映画『SCOOP!』のように毎晩飲み歩いていました(まあ、あの映画には言いたいことはたくさんあるけどメルマガに書くわ)。
で、まあ、酔っ払うと大騒ぎするじゃないですか。若い編集者やライターが飲んでるんだからムチャクチャですよ。それこそもう今の御時世じゃあここに書けないことばかり(だからメルマガで書くよw)。
散々酔っ払って家に帰ると、当時同棲していたOLの里保が不機嫌なわけですよ。どうせ、浮気して来たんでしょくらいの勢いで私を睨むわけです。
「おまえ……ちったあ俺の仕事を理解しろよ」
はい、いいですか。世の男性諸君。こんなこと彼女にだって言っちゃダメだからね? これはイコール「私は九州男児で」「熱意をもってやった結果」「セクハラという認識はなかった」と弁解しているおっさんらと同じで、女性を怒りの頂点へといざなう台詞ですから。
「じゃあ、こうして欲しいんだろ!」
あのね、これもダメだから。セックスしたら女は黙るとか思ってる脳みそが筋肉で出来てる男はもう死ぬしか無いから。生きづらい? 生きづらいよ! でもね、これが時代の流れなの。
そんなこんなで機嫌が悪くなってベッドに入った里保。
私もシャワーを浴びてると冷めてきてしのびない気持ちに。
なんか面白いことをして笑ってもらおう。
自分のタンスから普段は履かないブリーフを出してきて、自分で自分の手を縛り、口に猿ぐつわをします。靴下ははいたまま。
コンコン!
寝室をノックするも、里保は出てきません。
こうなったら強行突破です。
私は思いっきりドアを開け、
「里保ちゃんゴメンね、川俣軍司だよ〜!」
まあ、ウケませんね。この手のは。
里保は布団越しに私を睨み「チッ!」と言って、また布団に潜ってしまいました。川俣軍司も知らないなんて、なんで俺と付き合ってるんだ! そんな理不尽な独り言を言って寝たのを覚えています。
あと、時々私が、
「あぶない、あぶない、もう切るよ」
と言っているのは、福田和子の有名な電話の音声のオマージュなんですが、それを突っ込んでくれた女性は過去に3人しかいませんでした。
これナックルズ編集者ならみんな「あるある」と言うね。
本当に私が馬鹿でした。
里保ちゃん元気にしてるかなあ。
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