「有事の際」のために持っておきたい道具シリーズ1・クルマはやはりジムニーか?

「有事の際」のために持っておきたい道具シリーズ1・クルマはやはりジムニーか?

私が「有事」と想定しているものは、大地震・津波・富士山噴火のことなのですが、今回の西日本豪雨のような被害も想定しておかなければならないなあと痛感しているところです。

ただ、西日本ってほとんどが花崗岩で出来ているので、関東ローム層とはちょっと大地が違うんですよね。花崗岩ってのは火山が噴火した溶岩が固まったもので、それが隆起して大地になったわけですが、こういうところは良い港が出来たり、風光明媚な土地になったりするんですよ。先日ブラタモリでやっていた萩市なんかも、花崗岩が作った最高の地域なんですよね。

西日本にある私の地元も、おもいっきり避難勧告が出ておりまして、オカンが避難していました。あまりにもお腹が空いたのでコンビニとスーパーに行ったそうですが「パンも米も全部売り切れている!」と悠長なメールを送ってきていました。そんなのは、こちとた東北大震災の時に経験済みです。まじで「辛ラーメン」しか売れ残ってなかったんですから!

 

新幹線内無差別殺人から学ぶ 「有事」というものを真剣に意識していないといけない時代|岡本タブー郎
http://tablo.jp/serialization/taboo/news003415.html

 

で、まあ、ここにも書いたんですが、私は富士山が爆破したり、東京が壊滅するくらいの地震が起きた時は、迷いなく北へ進路を取り、日本海沿岸を通って西へ西へと逃げようと思っています。ですから、自宅から練馬インターまで最短でどのコースが適しているか、何度も実際に走り実地研究をしています(ヒマか!)。

現在は法的に7人乗れるクルマを所有していますが、自分以外に6人も助けて逃げるつもりは毛頭ありません。最後列の跳ね上げ式座席はいつも畳んであり、その上にはごっそりとキャンプ用具を積んでいます。キャンパーというより私は真剣に「有事の時に困らないようにキャンプ道具を集める」人なんですね。これ、誰に言ってもまともに取り合ってもらえません。鼻で笑われます。だから、有事の際にそいつらは絶対に助けません。

ただ、今のクルマは四駆じゃないんですよね。

そこがずっと引っかかっています。震度6クラスの地震が来たら東京はとんでもないことになると思うし、色んな物が倒れたり散乱すると思うんですよね。そんな時に荷物をいっぱいに載せた今のクルマだと立ち往生してしまうのではないかと思うのです(考えただけでも青ざめてしまう)。

やはり、障害物を超えて、都内をクリアして北に逃げるには四駆が必要なんじゃないかと考えてしまうのです。そこで、候補に上がってくるクルマが、先ごろ新型が発売されたSUZUKIのジムニーなんですよ。

実は、ジムニーは以前所有していたことがあります。JA11という2つ前の世代(JA22も入れると3世代前なんですかね?)に乗っていました。マニュアル車で、車高を3インチ上げ、ルーフにはキャリアを装着し、前後バンパーも一文字型に換え、タイヤもオフロードタイヤにしていました。

おそらく「走れない道はない」というクルマでしたが、東京都内で使用するにはめっちゃくちゃハードな乗り物でした。ほとんど鉄板剥き出しで作られていて、夏は天井が太陽に照らされて熱くなり、それがそのまま室内に伝わってきました。今でも乗っている人は多いでしょうけど、私は一度天井を触って「あっち!」となったことがありました(笑)。

都内ではほとんど四駆で走ったことがありませんでした。年に1回雪が積もることがありますので、その時に友人なんかと「じゃ、四駆にしてみっか?」などと言って走ってみたのですが、みるみるガソリンが減っていくので慌てて二駆に戻した記憶があります。

最終的にはエアコンがぶっ壊れてしまったので、「エアコンを直して車検も取るか」と「ジムニーは高く売れるので売って乗り換えるか」で悩み、高く売ってラシーンに乗り換えてしまいました。50万円で買ったんですが、30万円で売れましたよ。これって高い方? 安い方? あ〜懐かしいなあ。

 

 

本当に車選びは悩ましいですよ。私は四角い車が好きなので、どうしても四駆が候補に入りがちなんですが、とにかく大事なことは「丈夫で中にいる人が死なない」と「そして逃げられる」ということに重きをおいています。死にたいくらいに憧れてやって来た花の都・大東京ですが、結局この街が壊れてしまったら私は逃げようとしているのです。東京は好きだけど、嫌い。この気持、田舎もんにしか分かってもらえないと思います。覚醒剤をやめた人が「もう、一生、自分は『やめている人』であり、いつでもやってしまう弱さがあります。やっていない人とやめた人は違うっす」と言うんですが、それと同じですよね(いや違うだろ)。

で、最後に話をぶち壊してしまうことを言いますが、ジムニーは軽自動車なので買いません。買うなら1500ccのジムニー・シエラが欲しいなあと思っていましたが、シエラの室内空間って軽のジムニーと全く同じなんですって。そりゃないよアミーゴ。もっと広いジムニーを期待してたんだよ。荷物と人を乗せて、悪路走破できるクルマは、広いジムニーじゃないとダメなんだよぉぉぉ! スズキさんお願いします、ジムニー・シエラの5ドアを出してください! そしたら2台買います! こんなやつ↓

 

 

こういうことを言うと、
「おまえは本当のジムニー乗りじゃない」
とか、
「狭い、3ドアがジムニーなんだ!」
とか、
「たくさん乗れるのはジムニーじゃない」
などと言ってくる人が湧きそうですが、

 

はあ?
本当のジムニー乗りって何だよ?(笑)
古い価値観に固執して溺れろ、
バ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜カwww

 

とだけ、先に言っておきますね。
それではみなさんアディオス!

 

 

 

 

メルマガの購読はこちらか

BLACKザ・タブーのメールマガジンは毎月1日と15日に配信中。月額540円です。また、人気のあった記事をバックナンバーとしても購入することができます。