殺人者の供述だけを鵜呑みにするマスコミと世間にゾッとする|練馬・元事務次官息子殺害事件

タイトルの通りなんですが、よくもまあ、刺されて殺された息子さんのことをあそこまで悪く放送できるなあ、と。
ネットニュースを批判する一般の方々は、いとも簡単に大マスコミのネガキャンにこうして乗せられるんですねえ。
ちょっと前はあれだけ「上級国民だから逮捕しないのか!」と怒ってたくせに、ひきこもりが父親に殺されたら「犯罪予備軍だから仕方がない」と言うんですよ。
冷静に考えてみれば分かるじゃないですか。
マスコミは、被害者を悪く言う証言だけを集めていて、それをただ流して情報操作しているんです。それは「元事務次官だから正義を持って殺したんだ」という意味不明な思い込みによってです。
被害者が「愚母を殴った」と書いていたこと、父親自慢していたこと、子どもを襲撃しようとしていたこと、これは全て本人以外からの証言なんですよね。
もし、その供述が本当であれば、父親にはもっと出来ることがあったのにやっていないことが多々ありますよね。行政に相談する、警察に相談する、そういう団体に相談する、直接話してみる。元事務次官であろう人がそういう部分をすっ飛ばして、数日前から刃物を用意して殺人に辿りつているわけです。このことが加害者の供述により明白になっているということです。
私は殺人者の言い訳を鵜呑みにしている世間が恐ろしいです。
いくら元事務次官であろうと、人を殺すということは、人間としてはもう違う場所に立っている人です。殺人を犯す人はまともではありません。だからこそ刑罰が用意されているのではないんですか?
いくらなんでも、加害者の側にだけ立ち、被害者を「仕方なかった」で片付けることに無理がありますよ。
おそらく裁判では、こういったことが考慮されて減刑されるということにはならないのではないでしょうか。「子どもがうるせえ!」が殺人の動機となったという説明は薄すぎて証明にはならない、そんな気がしますし、そこまで法曹界の人はアホではないと思います。
彼は殺されるべき人間だったのでしょうか。
本当に正当な殺人だったと言えるのでしょうか。
それを調べて報じるのが、様々な権限を持たされたマスコミの仕事なのではないでしょうか。
殺害された息子さんは死んでも尚「極悪非道な息子だった」と報道され続けています。こんなに死者を冒涜していいのでしょうか。
私は絶対に殺人者の肩を持つことはしたくない。きっとこれは日本人にとって鋭いブーメランとして舞い戻ってくることでしょう。
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