スマホで動画を撮るなら絶対にジンバルは欠かせない……それが普通の時代になった

世の中が写真に対して「手ブレ、手ブレ!」って言っていた時期は正直「アホか!」と思っていました。そんなもんいくらでもブレない撮り方はあるわい! と個人的にはバカにしていました。
しかし、動画となると話は別です。
私は90年代にPanasonicが発売して話題となったブレンビーというビデオカメラをお年玉で買ったことがあるくらい、動画のブレに関してはこだわりを持っていました(ブレンビーはテープの方式が「VHS-C」だったことも大きいですが)。
とくに最近はスマホで動画を撮る方が多いじゃないですか。でもやっぱ、案の定ブレッブレの動画を平気で共有したりアップしたりしてますよね? そろそろ「何とかしたい」と誰もが思っているんだと察します。
スマホ動画には絶対ジンバルです。
ジンバルとは、簡単にいえば3軸ほどがウイーンって動いて、ブレない動画を撮れる機械です(世界一あっさりな説明)。私も「スマホ用」のジンバルを何台も持っています。新製品が出るたびに買うので、開けてない箱がどんどん溜まっています。
例えばこれ。
Zhiyunというメーカーの「Smooth-Q」という商品。
これは発売と同時に買ったくらい待望の商品で、スマホ用ジンバルの需要が世界にはあるんだということを認知させたエポックメイキングな逸品です。現在は後継機が出ているので販売はされていません。18,000円くらいで買いました。
普通に暮らしていたら、Zhiyunというメーカーなんて聞いたこともないと思いますが、これは中国の新興メーカーで、私個人としてはZhiyun・Feiyu Tech・DJIはジンバルの世界三大メーカーだと思っています。
DJIは昨年OSMO POCKETというすんごいカメラを出し、テレビ局がゴープロをやめてこちらに乗り換えているという、恐ろしいメーカーです。ジンバル以外だとドローンで有名ですね。
Feiyu Techは有名だけど、あまり手にするチャンスがなかったので持っていませんが、なんとなく商品がZhiyunと被っている印象です。
昨年はZhiyunの「Smooth-4」を購入しましたが、開封しただけでまだ一度も持ちだして使ったことがありません。新品同様で売ろうかなとも思ったんですが、Zhiyunはアプリもけっこう頑張って作っているので、そのまま持っておくことにしました。
これだけ勧めておいて、なぜ使ってないのか。
答えは簡単。どれもデカいし、重いんですよ。東京の街中でこれを持って歩いていると「撮影してまっせーー!」とアピールしている感が出てしまい、盗撮専門の私にはけっこう厳しいものがあるんですよね。
「なんとか、コンパクトなジンバルってないものか」
こんな悩みを抱いている人、意外といるんではないでしょうか。あるんですよ。私も前から目をつけていた製品があるんですが、最近それが値下がりしてきているので、ここでみなさんと共有したいと思います(変なものは紹介したくありませんので)。
それがこちら。
SNOPPAというメーカーの「ATOM」。謳い文句は「世界最小クラスのスマホ用ジンバル」とのことです。
ずっと19,000円だったんですよ。それが最近値崩れしてきて、現在は20%ダウンの15,900円となっています。居酒屋一回分くらい安いじゃないですか。
これね……折りたためるんですよ。めっちゃ万引きしてきた奴に見えちゃうけど、ポケットに無理矢理入れることも可能です。しかも、440グラム。ふた口くらい飲んだコーラのペットボトルを持ち歩いているイメージでしょうか。
ワイヤレス充電に対応していて、24時間駆動ができて、スマホにバッテリーを供給できて、「縦画面撮影、定点撮影、顔認識追従機能」が可能で、外部マイク端子もあるという機能が盛り込まれて、この値段。
もうね…勝てないかもね、中国企業には。
もちろん小さいながらの弱点もあります。やはり、大きめのジンバルよりかは左右の可動域が狭いそうです。首が回り切らないって言うと分かりやすいかな。
高くなくて、高性能を求める人は、「Smooth-4」がオススメです。これは間違いありません。
それがこちら。
撮ろうと思えば、映画もいけると思います(笑)。
メルマガの購読はこちらか
-
前の記事
「こ、この……歌唱力」 NGT48・山口真帆さんら卒業公演の映像をチラッと見て思ったこと 2019.05.21
-
次の記事
目の前で包丁を持った男が暴れ出した時、あなたならどうしますか|川崎・登戸通り魔事件 2019.05.28
コメントを書く